中編からの続き
6)ジョー・アデルは基本的には次のフアン・ソト(+3勝)
若い選手にあまりの期待をすることは極めてアンフェアーであるが、それをやってみよう。カルフーンが去り、ブライアン・グッドウィンは球界第5位のプロスペクト、アデルのためにライトの守備位置を準備しておいてくれる。昨年はケガで出遅れたが8月にはAAAに上がり、2020年の早い時期にトラウトの隣でお披露目されそうだ。野球放送を中継するダン・シンボルスキ氏の最近の寄稿で「トラウトをセンターから押しのけるとは思えないが、アデルはバットで両翼の守備位置を得るだろう」と述べた。2020年の予想WARは2.7である。
4月で21歳になる選手には過大な期待だ。しかしソトは19歳でWAR4.0、20歳のシーズンではWAR5.0だった。
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7)ウィルソン・コントレラスをトレードで獲得(+2勝)
言ってきたように、全ての補強はFA経由というわけではない。そしてヤスマニ・グランダルは結局ホワイトソックスとサインした。一方でエンゼルスはキャッチャーがいない。少なくとも先発レベルの捕手がいない。ケヴァン・スミスは6月で32歳で、シーズン90試合以上出たことがない。ホワイトソックスがスミスをウェイブしたのはわずか1年前のことだ。マックス・スタッシもまたシーズン90試合以上出たことがなく、臀部の手術をする前の2019年の成績は打率.136、出塁率.211、長打率.167だった。
2人とも控え捕手としてなら務まるが、先発捕手としては実力不足で、グランダル以外にはFAでいい捕手はほとんどいない。代わりにマドン監督とコントレラスを再会させるのはどうだろう。コントレラスはシカゴ・カブスを出るという噂が絶えない。というのもビクター・カラティニが成長し、その後ろにはミゲル・アマヤも控えているからだ。
2020年に調停となるコントレラスの年俸は4.5ミリオンと予想されており、これはどのチームにとってもお買い得で、特におそらくメジャーでもっとも打てる捕手だからだ。今年は24ホームランを放ち、打率.272、出塁率.355、長打率.533だった(彼はフレーミングの技術が極めて劣っているが、エンゼルスには許容範囲だろう)。
我々はカブスに何を差し出さなくてはならないだろう?どっちを取るかだ。アデルを出すことはあり得ないにせよ、カブスが望めばエンゼルスは豊富な外野のプロスペクトからなら出せるだろう。もっともカブスは2020年の即戦力を望みそうだが。
8)プーホルスのプレー時間を制限(+1勝)
プーホルスが毎日試合に出るのは成績がいいからではなく、契約的な理由からというのはずっと明らかだ。昨年の23ホーマー、93打点というのは表面上はそれなりに見えるが、彼は相変わらず平均以下のバッターで(94 OPS+)、過去3年もずっとそうだったし(88 OPS+)、1塁手としてならばプラスである。
1月の40歳の誕生日が近づくにつれ、フルタイムのDHという仕事をさせるのかという議論がつきまとうが、エンゼルスにはオータニがいるし(アップトンの可能性もある)、プーホルスにその余地はない。
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エンゼルスはあと2年の契約を残したプーホルスをリリースした方がいいんじゃないかという説は一考に値するが、多くの理由からそれは起こらないということはわかっている。それならば、マドンはプーホルスのプレータイムを大幅に減らすべきだ。ロースターが26人に拡大されるのもそれを容易にするだろう。
9) アストロズが現実的なチームになる
あなたもヒューストンに今何が起こっているか知っているだろう?アストロズの成功について、どちらの方向へ物事が進むのか、「アストロズ疑惑」とそれに対する返答を語る時、「で、どっちが本当なの?」となる。
たとえどちらも正しくはないとしても、107勝もするチームが来年も現れるとは想像しがたい。何しろ2019年のアストロズはエンゼルスと19戦14勝だったのだ。それに覚えているだろうが、我々のシナリオではアストロズからコールをエンゼルスに取ってこようというもので、エンゼルスの補強にも大きな影響を与える。
間違いなく、アストロズは依然として才能ある選手の多いチームだが、「最強の」チームから「いい」チームになっただけでも、エンゼルスにとっては恩恵である。もちろんアリーグ西地区のほかのチームにとっても。
この9番目の項目は何勝に相当するか見込んでいないが、それでもラフだが現実的な予算を元に、ここまで25勝の上積みを重ねてきた(ここまで54ミリオンの資金を投入したが、ブルペンは強化できていないし、チーム全体の選手層も底上げされていない)。
もちろん、ほぼ納得できるプランではないかもしれない。最高のシナリオなどほとんど起きないものだ。実際トラウトは過去3シーズン健康ではなかったし、シモンズ、アップトンはともに健康でいるよりも、ケガをして成績も上がらないことの方がありそうな話だ。オータニとアデルがブレークした姿を見たいのは山々だが低調なままかもしれない。ヒーニーやキャニングなどケガした選手が復活してくるのは希望的予想でもある。
しかしここからが肝心なところだ。最高の選手トラウトがいてもエンゼルスはリーグ最強のアストロズがいる地区で90敗した。簡単なこととは思えない。マイク・トラウトがプレーオフに出られないことがずっと続くとも思えない。2020年トラウトをプレーオフに送れるようにエンゼルスに何か出来ることがあれば、エンゼルスは何が何でもやらなくてはならない。
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チームLAAでなくトラウトだけをPSに送り込むならNYYのスタントンとトレードするのが手っ取り早い。
というのは冗談だが、前にも書いたがスターター補強に巨人の山口はどうだろう?SEAの菊池でも貯金が作れなかったので厳しいだろうか。
日本の投手、特に低めに落ちる球を持っている投手は平野のように成功する確率は高いと思います。ローコストでハイパフォーマンスが期待できるいい投資だと思います。菊池が今ひとつなのは何が理由かよく分かりませんが・・・、プーホルス、アップトン、コザートの不良債権が片付くまでペイロールに余裕のないエンゼルスには特にいいと思います。LAは日本人選手に人気があるので、ポスティングよりもFAだともしかしたらまたマエケンみたいな奴隷契約で来てくれる人もいるかもしれませんしね。