現地2月14日、LA Times紙は、キャンプ初日のソーシア監督のインタビューを受け、エンゼルスは大谷加入による6人制ローテーションを採用する意向を明確にしたとの記事を載せた。大谷の加入が引き金となってはいるが、エンゼルスの先発投手陣は過去2年、多くの故障に悩まされ、まともに稼働していない。今年はケガからの本格的な復活を目指す投手が多いため、投手6人制は先発陣にとって決してマイナスにならないとの判断も働いているようだ。日本語訳を紹介したい。
For Starters, Angels are calling a changeup
(先発投手にはエンゼルスは変化を与える)
球団はオータニ加入の鍵となるプランを明確にした。先発投手6人制だ。
タイラー・スカッグス(エンゼルスの先発投手)は火曜日、ベーブ・ルース以来の二刀流を目指す日本の23歳のスター、ショウヘイ・オータニを迎え入れるに当たり、エンゼルスが6人制ローテーションを敷くかどうかについて「全く見当が付かない」と述べた。
スポンサーリンク
この左腕の疑問はすぐに解消した。
数時間後、テンピ・ディアブロ・スタジアムで、約70人の報道陣やカメラマンを前に(ほとんどは日本のメディアだが)、マイク・ソーシア監督は、何ヶ月もささやかれてきたこの疑問について、次のように言明した。「オータニが日本で1週間に1度の登板だったことを尊重し、エンゼルスは6人の先発投手でシーズンを迎える」と。
ソーシア監督「柔軟性を持って臨んでいくが、現時点ではそのようにするつもりだ。怪我からの復活を目指す投手にとって、6人制は負担軽減につながるだろう。ショーヘイに寄与するだけでなく、他の全ての投手にとってもシーズンを通して効果的かつ力を発揮できるようになればいい。」
ピッチャーは登板日間の調整にアジャストが必要になるだろう。余分に増える日を休養に充てるのか、トレーニングするのか、軽くブルペンに入るのか?キャンプ中にハッキリさせていくだろう。最も大事なことは、全員が6人制に前向きなことで、それは驚くべきことではない。
5人の先発投手(ギャレット・リチャーズ、アンドリュー・ヒーニー、マット・シューメーカー、タイラー・スカッグス、ニック・トロピアーノ)は過去2シーズン、怪我のために多くの日々を棒に振っている。そしてJC・ラミレスは昨年9月に痛めたヒジの靱帯をケアするために、幹細胞治療を受けた。
「それが誰もを健康に保ち、勝利に結びつくのなら、全く賛成だ。理論的には、1日休養日が増えれば、プラスに働くだろう」。過去2シーズン、ヒジと二頭筋の故障のためわずか6試合ずつの登板に終わったリチャーズはそう語った。
スポンサーリンク
登板数が減り、登板間の休養が増えたとしても、ソーシアが投球制限数を増やすとは限らない。
ソーシア監督「ピッチャーが降板し、仕事を終えた時に、どんな時も投手を危険にさらすようなことはしたくない。注意深く見守るつもりだ。どのタイミングで球威が落ちてくるのかはわかっている。おそらくフォームの乱れから来るが、それは腕にストレスがかかり始めた時かもしれない。しかし投手陣全体がうまく回って行くには、先発が18~20のアウトを取ってから継投する必要がある。必要なタイミングまでブルペン陣をキープしておくことは非常に重要なカギになるだろう。
昨シーズン、エンゼルスの先発投手陣はアメリカンリーグ(15球団中)で防御率は6位、被打率は7位、投球イニング数10位、勝利数14位で、完投はわずか1つしかなかった。
ピッチャーとキャッチャーは水曜日に本格的な練習が始まるが、オータニを含む幾人かの選手は少なくともこの1週間、球団施設で練習を行っていた。これはオータニにとっては新しいチームに慣れる機会を、そしてエンゼルスにとってはオータニのことを知る機会を与えてくれた。
シューメーカー投手「彼はとんでもないよ。ブルペンに行ってごらん。すごい球を投げているから。さらにバットを振れば、苦もなくボールをメチャクチャかっ飛ばしている。エキサイトしたよ!」
さらに火曜日、エンゼルスはオータニ・マニアの最初の洗礼を受けた。オータニがフィジカルトレーニングを終えて球場に来る何と5時間以上も前の朝7時には、選手用駐車場の入り口にメディアが集まり始めた。
オータニがバッティングケージで打ち始め、ロング・トス・バッティングをする昼過ぎにはその数は70人にもふくれあがった。
例年だと、リポーティング・デイ(初日)にソーシアと話すために集まる記者はせいぜい4~5人だった。昨日の火曜日には、ソーシアはメディアに答えるために、ハンドマイクを使用するほどだった。
スカッグス投手「これまでと全く違うキャンプだよ。ここでこんなに多くのメディアを見たことがない。でも同時に、これには自分も興奮しているし、シーズンまで騒がしくなるけど、我々ももっともっと張り切らざるを得ないね」
オータニのスプリング・トレーニングの練習量はほとんどのピッチャーよりも多くなるだろうが、ビリー・エプラーGMが1月に日本へ行って、オータニの前監督やトレーナーと意見交換してからは、どのくらいが適正量かエンゼルスはつかんでいるようだ。
ソーシア監督「全ての段階を踏んで行く必要がある。オータニはピッチャーとして基本を磨き、オープン戦に向かってブルペンで質の高い球を投げる必要がある。オフェンスサイドでは、ベースランニングやバッティングも必要だ。細かいことにも気を遣うべきことは多いだろう。しかし、全ては彼がこれまでやってきたことに過ぎない。」
エンゼルスは左打ちのオータニを週に2~3試合DHとして起用する意向を示しているが、100マイルの速球とカーブ、スプリットなどの豊富な球種を見れば、オータニの最大のインパクトはおそらくマウンド上になるだろう。
ソーシア監督「我がチームには、ピッチャーとしてのオータニの影響力の方が大きいはずだ。しかしそれはバッティングでの貢献が小さいと言う意味ではない」
スポンサーリンク
