凡将ソーシア、大谷ボブルヘッドデーでも大谷を先発から外す

あえて「凡将」という言葉を使わせてもらおう。マイク・ソーシアの戦法には全く共感出来ないことが多い。

昨日の試合、わずか2安打に封じられ、完封負けしたエンゼルス。今日は大谷ボブルヘッド・デーだが、相手の先発が左腕パクストンということでまたもや大谷はベンチスタートとなった。多くの日本人も観戦に訪れるだろうが残念である。

今年のエンゼルスは左投手が全く打てず通算7勝17敗で、対左投手のOPSはメジャー30球団中25位という惨状だ。ソーシアは「左バッターは左投手を打てない」というカビが生えそうなセオリーを信奉している監督で、左投手には右バッターをずらりと並べるオーダーをよく採る。しかしそれでも主力の対左投手の打率はアップトン(.203)、キンスラー(.185)、プーホルス(.162)と悲惨である。

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どっちにしろ打てないのなら、ベテランよりも若手を起用して経験を積ませた方がチームの将来にはずっとよいと思うのだが、ベテラン好きのソーシアは頑としてベテラン偏重を貫いている。ソーシアは今年が10年契約の10年目。このままプレーオフ進出を逃すと監督解任の可能性が高い。だからチームの将来を担う若手に経験を積ませるリスクを取らずに、ベテランを起用し続けているのかもしれない。

結局のところ、左投手に対しても左バッターをぶつけて経験を積ませないといつまでたっても左を打てるようにはならない。大谷を打者としても2-3年後の主軸と考えているのなら左だろうが右だろうが先発で出して打席を与え続けるべきだ。決して大谷びいきで言っているのではなく、フレッチャー、ブリセニョ、ハーモセヨといった将来性のある若手を辛抱強く使い続けないとチームの成長なんてありえない。

トラウトを除けば、柱になる野手も投手もいないエンゼルスは残念ながら今後再建期に突入するのは避けられない。ジーターやリベラが引退後に低迷したヤンキースが今年ようやく再建期を脱して、優勝争いできるチームに変貌したように、エンゼルスも今後4-5年をかけてチームを再構成する必要があるだろう。想像したくはないが、トラウトをトレードに出して、有望選手3-4人と交換するというシナリオさえ考えられるのだ。

また、昨日の投稿で書いたように、ここ27試合で2桁安打はわずか7試合しかないエンゼルス。平均すれば1試合で7-8本の安打しか期待出来ない今の状態で、少しでも得点を上げようとすれば、バントやエンドランなどなるべく得点圏に走者を進め、数少ないヒットで得点を得られるような戦略を採るべきだ。しかしマイク・ソーシア監督は相変わらず置物のように動こうとしない。とにかくバッターが打ってくれるのを待つのみ。結果、アップトンやプーホルスが三振やゲッツーを積み重ねていく。21世紀初頭には「スモール・ベースボールの申し子」とまで言われたソーシアだが、大砲頼みのここ数年のチーム事情を経て、すっかり変貌してしまったようだ。

再建期のチームには不向きなマイク・ソーシア

結局のところ、ベテラン偏重、データよりも昔ながらのセオリー重視、バントやエンドランなどの策を採らず選手が打つのを待つのみ、といったソーシアの好む戦略は、完成された選手がコアを成すチームならば良くても、選手を育成し再建を図るチームには全くフィットしない監督だと思う。

選手とのコミュニケーション能力はピカイチと言われるソーシアだが、いくら何でもこの体たらくではチームを任せることは出来ないだろう。シーズン最後まで待たなくてもいいので、誰か適任を探し出してきて欲しい。

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