辛口寸評:全米に衝撃!大谷、久々のホームランは試合を決める一発!

「全米に衝撃」というのは決して大げさに言っているわけではない。日本のメディアはこれまで大谷が活躍するたびに「全米に衝撃」とはやし立ててきたが、それこそ大げさと言うもので、今日のホームランこそ「全米に衝撃」というにふさわしい一発だった。

テリトリー制が徹底しているメジャーでは、地元チームの試合しかテレビで見ることは出来ない。たとえエンゼルスの試合をテレビで見たくても、ロサンゼルス近郊に住んでいなければ、例えばニューヨークやテキサスの住民であれば、エンゼルスが地元チームとの遠征に来た時しか見ることは出来ないのだ。ア・リーグのチームが地元にあればまだ年に何試合かはチャンスがあるが、アトランタとかセントルイスとかサンディエゴとかナ・リーグのチームしかない都市はそれこそ数年に1回しかエンゼルスの試合をテレビで見ることはない。

その例外が日曜夜の全国中継「ESPNサンデー・ナイト」である。日曜日に唯一行われるナイトゲームのことで、この試合はテレビ局ESPNで全国中継されることになっている。そして日曜日のドジャースとの3連戦の最後の試合が「ESPNサンデー・ナイト・ゲーム」となったのだ。

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だからこそ「全米に衝撃」なのである。

この試合、大谷は代打で7回に登場すると、勝ち越しのホームランをセンターにかっ飛ばした。普段はエンゼルスの試合を見られない全国の都市で放送されていたので、全米に強烈な印象を残したはずだ。ましてや7月というのは米4大スポーツで唯一野球だけが行われている時期だ。それ以外の季節ならNBAやNFLにチャンネルを合わせたであろう人々も多くがこの試合を見ていたに違いない。

前日の自打球の影響で、足を引きずりながらベースを一周した二刀流スター!これ以上の衝撃はなかった。

地元紙OC Registerもスポーツ面トップで大きな写真とともに報じた。日本語訳を紹介しよう。


Shohei Ohtani’s pinch-hit homer leads Angels to series victory over Dodgers

(ショーヘイ・オータニの代打ホームランがドジャース戦のエンゼルス勝ち越しをもたらした)

日曜日、同点の7回で打席に入った時、ショーヘイ・オータニは昨晩の自打球のヒザへの影響を感じていた。

オータニ 「走るのは難しいと思っていたので、ホームランを打てて走らずに済んだのは良かったです」

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エンゼルスの天才ルーキーはヒジの故障のため打撃のみに起用が限定されているが、日曜夜のドジャースとの試合で勝ち越しの代打ホームランを放ち、語り継がれるシーズンに新章を加えた。

エンゼルスはドジャースとのフリーウェイシリーズを2勝1敗とし、ドジャースはさらにフリーウェイを下りサンディエゴへ行くが新たな問題も抱えた。

ヤシエル・プイーグは内腹斜筋の挫傷でDLに行くことになりそうだ。明日彼はMRIを取るという。プイーグは2回にスリーランホームランを放ち、ドジャースに3点のリードをもたらしたが、第2打席の3球目に痛めてしまった。プイーグは「今できることは休養することだけだ」と語った。

ドジャースの得点は結局プイーグのホームランだけで終わったが、それこそマイク・ソーシア監督が望んでいたことで、プイーグに甘いカーブを投げてしまった後でアンドリュー・ヒーニーをダッグアウトで激励した。

ヒーニーは「監督に『今のままで行け、我々は逆転出来る、試合に勝とう』と言われたんだ」と思い出すように語った。

実際、エンゼルスは3回にマイク・トラウトが敬遠されて満塁となった後、ジャスティン・アップトンのヒットで2点を返した。アップトンはそれまで得点圏に走者を置いて19打数1安打だった。

ソーシア 「ジャスティンは結果は出ていなかったが、打撃の内容は悪くない。的を絞っていたし、ちゃんとボールを選んで四球も取っていた。しっかりとボールを捉えられれば、ヒットは出るだろうと思っていた」

アルバート・プーホルスは6回にソロホームランをアレックス・ウッドから放って同点とし、ウッドはその回でマウンドを降りた。

ドジャースが先発の左腕を降ろした時、ソーシアにとってオータニを使う絶好機が訪れた。オータニは1日中ヒザの痛みのケアをしている状態だった。

ドジャースの先発が左腕のウッドだったので、例えヒザが痛くなくても、ソーシアはオータニを先発では使わなかっただろう。7回、ドジャースが右腕のJT・シャグワを投入したので、少なくとも一人のバッターと対戦しなくてはならなくなった。それはジェフリー・マルテに代わる代打オータニだった。

カウント2-2からシャグワは95.8マイルの速球をインコース気味に投じた。オータニがそれを打ち返すと、ボールはセンターを越えて135メートルも飛んでいった。

今シーズン第7号で、代打では初のホームランだった。ホームランを打ったのは5月17日以来だ。その後1カ月近くをヒジの回復を待ってDLで過ごしていた。

ヒーニー 「オータニは本当にすごい。彼がいるのは実に大きいよ。代打でもDHでも彼みたいなプレーヤーがいるのはね。我々の打線にとって大きな助けだ」

オータニのホームランはヒーニーに勝ち星をもたらした。ヒーニーはプイーグのホームランのあと12人続けて片付け、7回まで追加点を許さなかった。三振は10を数えた。

ソーシアによるとカム・ベドローシアンとブレーク・パーカーは登板過多で今日は使うつもりはなかったということで、ハンセル・ロブレスとジャスティン・アンダーソンが最後の2イニングを締めくくってエンゼルスはシリーズ勝ち越しに成功した。

ヒーニー 「こんなふうにシリーズを勝ち越すことで少しずつ上昇していくのかもしれない。今日の我々がそのきっかけになれるのなら嬉しいことだ」

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