絶好調のエンゼルス!ポストシーズンも見えてきた
4年ぶりの貯金7、ア・リーグ西地区の首位で4月を終えたエンゼルス。昨年よりも投打にレベルアップして堂々の首位だ。開幕が遅れたため22試合しかなかったが、持ち味を発揮した選手、実力を伸ばした選手が多くいた。
特に昨年と比べると投手陣のレベルアップが際立つ。昨年はキンタナ、ヒーニー、バンディらが毎試合序盤に失点し、いつも3~4点追いかけていた。たまに先発が好投したかと思えば今度はリリーフが炎上。ストレスのたまる試合ばかりだった。
今年はシンダーガードとローレンゼンの獲得が大きなプラスで、先発が最少失点に抑えて試合を作り有利な展開で進められているのが4月の好成績の最大の理由だ。ブルペンもループ、テペラらの獲得で安定感を増した。
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4月の各選手の働きぶりを評価してみた。まずは投手編である。
先発投手
ノア・シンダーガード 評価 S
3試合、2勝0敗、17.0イニング、防御率2.12
トミー・ジョン手術からの回復具合が心配だったが、全く問題なく先発の任を果たした。球速は全盛時の100マイルには達していないが、コントロールが良く、打たせる術も心得ている。まだリハビリ課程なので今後はさらにパワーアップすると思う。1年契約なので来年の契約がどうなるか今から心配だ(もっと長く契約できなかったのか?)。
マイケル・ローレンゼン 評価 S
3試合、2勝1敗、15.1イニング、防御率2.93
先発希望だったが、キャリアのほとんどをリリーフで過ごしてきた投手。果たしてどのくらい先発として通用するのか心配だった。しかしあに図らんや、安定したピッチングを披露し、リリーフ投手を先発で起用するという目の付け所が良かった。フロントは良い仕事をした。
大谷翔平 評価 A
4試合、2勝2敗、19.1イニング、防御率4.19
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開幕投手を務め、4月はエンゼルスの先発投手では最多イニングを投げた。防御率が良くないのは開幕2戦目のレンジャース戦で満塁ホームランを打たれた上に、後続の投手が大谷の責任走者を全て帰してしまい自責点6が記録されたことによる。それ以外の3試合では15.2イニングで自責点3、防御率は1.72である。
パトリック・サンドバル 評価 A
3試合、1勝0敗、15.0イニング、防御率0.00
ついに先発の柱として一本立ちした。最初の2試合は球数もかさみ、それぞれ4イニングしか投げられなかったが、3試合目は7回を無失点。今年はまだ失点ゼロだ。今後も先発として安定した働きが期待できるだろう。
ホセ・スアレス 評価 D
3試合、0勝2敗、17.0イニング、防御率6.35
4試合で一度も5回を投げきっていないし、毎試合必ず失点している。去年の最後は割と安定していたが、4年間の通算防御率は5.75で、メジャーでは全くと言って良いほど通用していない。残念ながらスアレスに先発の一角を期待するのはやめた方が良い(昨日マイナー落ちしてしまった)。
レイド・デトマース 評価 B-
4試合、1勝1敗、17.1イニング、防御率5.19
最初の2試合はいずれも5イニングを投げきれず、失点も2点、5点だったがその後の2試合は5イニングを投げ、失点は2点、1点とようやくメジャーの水にも慣れたのか改善してきた。デトマースが新人王になるくらい伸びればエンゼルスの先発陣は盤石になる。
救援投手
ライセル・イグレシアス 評価 S
10試合、9.1イニング、防御率0.96、被打率 0.100
4月はホームランによる失点が1点あっただけで、あとは全て完璧に抑えた。絶対的なクローザーとして安定感抜群。再契約は大成功だった。しかしマドン監督は先発を早めに引っ込める傾向が強く、特に勝ち試合ではイグレシアスが登板する日が多いので今後は登板過多による不調や故障が出ないか心配である。
アーロン・ループ 評価 S
10試合、10.2イニング、防御率0.82、被打率 0.540
イグレシアスとともにチームが逃げ切りを図る時の切り札。イグレシアスは9回専任に対し、ループは前の投手が残したランナーを背負ってマウンドに立つことが多いので、貢献度はイグレシアスよりも高いかもしれない。よく契約した。
ライアン・テペラ 評価 A
9試合、10.2イニング、防御率1.69、被打率 1.14
開幕戦で登板していきなり2発を浴びて、大谷の好投を台無しにしてしまったが、それ以降の8試合では無失点。イグレシアス、ループと共に勝ち試合でのセットアッパーとして安定感を増している。
アーチー・ブラッドリー 評価 B
8試合、8.2イニング、防御率7.27、被打率 0.242
今のところ、打たれた試合と抑えた試合がハッキリしている。良い時は良いが悪い時は悪い。月末に下腹部を痛め故障者リスト入りしてしまった。
オースティン・ウォーレン 評価 B-
7試合、8.1イニング、防御率4.32、被打率 0.267
ここまで7試合中3試合で失点している。回またぎや複数イニングも投げており使い勝手は良いが、もう少し安定感が欲しい。
ジミー・ハーゲット 評価 C
9試合、11.1イニング、防御率5.56、被打率 0.292
変化球の曲がりはチーム1。コントロールも良くここまで無四球。ただ球威がないだけに変化球が甘いところに行くと痛打を食らう。使い方が難しい選手。4/29に先発して3イニング1失点だったが、リリーフよりも意外と先発が向いているのかもしれない。
オリバー・オルテガ 評価 A
8試合、12.1イニング、防御率1.46、被打率 0.150
意外にもエンゼルスのブルペンで最も多いイニングを投げている。ややコントロールに難があるが(与四球6)よく抑えている。これまであまりプレッシャーのない場面での登板が多かったが、今後はより重大な局面で投げることが増えてくるだろう。スアレスがマイナー落ちしたので先発に回るかもしれない。
ハイミ・バリア 評価 B
4試合、11.2イニング、防御率2.31、被打率 0.227
あまり登板のチャンスに恵まれなかったが、過去3試合は9イニングで2失点と割と抑えている。ただ圧倒的な武器があるタイプではないので、抑えたかと思えば次は期待を裏切ることがしばしばある。先発するチャンスが回ってくるかもしれない。
マイク・マイヤーズ 評価 D
8試合、6.1イニング、防御率8.53、被打率 0.269
マイヤーズが出てくるとハラハラする。6.1回で与四球5とコントロールも良くないし、持ち球も直球、スライダー、カッターと緩急がない。残念だが敗戦処理でしか使えない。マイナー落ちが妥当。
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