辛口寸評 「6試合終えて、今年のエンゼルスを一刀両断」

エンゼルスはアストロズ、マーリンズの開幕6連戦を3勝3敗の五分で終えた。私は3試合見に行ったが、全部負け(^^;;

6試合を終えて、今年のエンゼルスの状態が見えてきた。

良かった点

先発投手陣の充実

正直開幕を迎える前までは頼りになるのは大谷だけで、それ以外の投手がどの程度投げてくれるのか見当もつかなかった。シンダーガードとサンドバルは故障明け、ロレンゼンは今年から先発転向で実績なし、スアレスやデトマーズは手探り状態と、下手をすれば酷評された去年のローテーションよりも悲惨になる可能性もあった。

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ところがふたを開けてみるとイニング数は少ないものの、6人とも先発として責任を十分に果たしている。今年の各投手の投球イニングと自責点は

  • 大谷 4.2回 自責点1
  • デトマーズ 4.0回 自責点2
  • シンダーガード 5.1回 自責点0
  • スアレス 4.1回 自責点2
  • ロレンゼン 6.0回 自責点1
  • サンドバル 4.0回 自責点0

と全員が2点以内に抑えており、先発ローテーションは大きく改善されたように見える。特にリーグ屈指の打線を持つアストロズに対して4試合を自責点5で乗り切ったのは大きい。

スプリングトレーニングが短縮された影響で、まだ多くの球数、イニングを投げさせていないが、それでも先発投手のチーム防御率は1.91で、これはメジャー全体で5位に相当する成績だ。先発が前半で3点、4点と失点を重ねるのをイヤと言うほど見せられた去年までと比べると月とスッポンだ。

勝利の方程式

勝ち試合での投手リレーがある程度見えてきたのが大きい。新加入の左腕アーロン・ループからクローザーのイグレシアスにつなぐリレーは勝利の方程式と呼んでもいいかもしれない。セットアップマンを務めるループの安定感は抜群だ。彼らで8回、9回をキチンと締められれば勝率は大きくアップするだろう。

マーシュ、アデルの成長

開幕直前にアップトンをDFAしたのは、マーシュ、アデルの二人の若い外野手に出場機会を与えるためであり、実際試合慣れしてきた二人はチームの攻撃力に厚みを加えている。マーシュは13打数4安打、打率 .308、OPS 1.086、1本塁打と好調で、アデルは出足はノーヒットが続いたが、マーリンズ戦で今季初ホーマーとツーベースを放ち、持ち前の長打力を見せ始めた。

レンドーンの三塁守備

これは見落とされがちだが、レンドーンの三塁の守備は素晴らしい。エンゼルスにとって三塁は鬼門となっており、長年選手を固定できなかったポジションだ。レンドーンが健康で三塁を守ってくれれば内野の守備は安泰である。

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悪い点

中継ぎの不安定さ

アストロズとの第2戦で弱点を晒したが、マイヤーズ、ハーゲット、バリアはまるでバッティング投手のようにメッタ打ちを食らった。マイヤーズはマーリンズ戦でも出てくると即フォアボール&ホームランであっという間に2点のリードを消し去り、炎上継続である。期待されて加入したテペラとブラッドリーもすでに2失点ずつしており、今後頼りになるのかどうかは定かでない。ブルペンでまだ自責点0なのはループとウォーレンだけである。

終盤リードしている局面なら、ループやウォーレンで勝負を決めに行けるが、問題は同点や1、2点負けている場合である。こういう場面で一体誰を投げさせれば良いのかまだ判然としない。

スズキの守備

開幕第4戦、先発でマスクをかぶったカート・スズキだが、同点の5回表無死1、2塁でパスボール。労せずして二人のランナーが進塁し、2死後ブレグマンのタイムリーで逆転された。スズキは8回表もワイルドピッチで3点目を許している。スズキは身体を動かさずミットだけでボールを取りに行くのでちょっとボールがそれただけですぐ後ろにそらしてしまう。またスズキのフレーミングの悪さ(際どいコースをストライクに見せる捕球方法)はリーグ最低レベル。打つ方も大して期待できないスズキと再契約した理由がわからない。今後もスタッシのバックアップとしてそれなりの出場機会が与えられるのだろうか?

アデルの守備

アデルの外野の守備は全く目を覆いたくなるレベルだ。バックホームの大暴投あり、目測を誤って防げたホームランを許してしまったり、ライト前ヒットを後ろにそらしてしまうなど、本当に本職の外野手なのかと疑いたくなる。せっかく打力があるのだから出場機会を得られそうなのに、あまりに守備が悪くてマドン監督もアデルを出すことを躊躇しているように見える。元々センスがないという声もあるが、私は集中力の欠如が最大の問題ではないかと思っている。守備についている時も自分の打撃のことを考えているとか・・・・

主軸の不調

大谷、トラウト、レンドーンはリーグでも屈指の中軸と言われているが、現在のところその破壊力を見せていない。中でも大谷の不振が深刻で打率は1割台、本塁打もなし。二刀流をやっている以上バッティングのことばかり考えるわけにもいかない。まだシーズンは始まったばかり。何とか調子を上げていって欲しい。

フレッチャー、ウォードのケガ

選手の健康状態はエンゼルスにとって常に最大の問題だ。開幕前にウォードが故障者リストに入り、次はフレッチャーが左股関節の張りで故障者リスト入り。開幕早々二人の離脱は痛い。いずれも重傷ではないとのことで早期の復帰を祈っている。

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2件のコメント

  1. 今日は大谷炎上になってしまいました。
    こういう日もありますが、打者としても打点が少なく三振が多いのが気になります。
    起動に乗るまで登板時の打者出場は控えて、降板後もしばらく休養してはどうかなと思います。

  2. 大谷のほうは昨年の開幕戦でも出だしが悪かったので、心配はしていません(笑)
    まずは大谷抜きでも勝利ができる球団になってほしいと思います。

    ところで日本でのMLBファンはカブスに入団した鈴木誠也選手の開幕から予想外の好成績が話題になっています。
    2018年4月の大谷選手の活躍を連想させます。

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