観戦記 「とりあえず全員健康が収穫」

半年ぶりにメジャーリーグが帰ってきた!

開幕投手が大谷でしかも1番DHのリアル二刀流で出場するとあって関心度は高く、試合の2日前には公式サイトでチケットが完売となった。エンゼルスの試合でチケット完売は非常に珍しい。しかも開幕戦ということでチケット価格は高めに設定されており、例えば最も安い外野の5階席で29ドルだった。それが満員となるのだから、チケットセールスはホクホクだろう。ちなみに今度の日曜日のデーゲームでは同じ席がたったの9ドルだ。

スポンサーリンク

ちょっと早めの試合開始1時間20分前に球場には到着したが、さすがにファンの出足が早い。人気のない試合ではほとんど人もまばらな時間帯だが、この日は多くの人や車が球場に向かっていた。駐車場の入口も大混雑。

ギブアウェイあるある

ギブアウェイは開幕戦の恒例となっているエンゼルスの壁掛けカレンダー。試合日程が載っているのでファンとしては使い勝手がいい。ただ毎年のことだが、このカレンダーは写真の選択がイマイチだ。バットを持ったサンタクロースとか球場での花火とかどうでもいいモチーフの写真が必ず何枚か入り込んでいる。あと肝心の選手は後ろ姿だとかフォーカスがずれてるとか・・・・良い写真が載ったカレンダーは売店でちゃんと買えということなんだろうな。ギブアウェイあるある・・・

容赦ないアルテューベへのブーイング

開幕戦の恒例で普段とは異なり、選手はもちろん監督からスタッフまで、一人一人が名前を呼ばれてベンチから出てきて整列する。アストロズも同じようにコールされるが、この時サイン盗み疑惑にまみれた2017年に世界一になった時のメンバーには容赦ないブーイングが浴びせられた。中でも疑惑の象徴がアルテューベで、彼が呼ばれた時、そして試合中に打席に立つ時は一段と激しいブーイングが巻き起こり、「チーター!!(Cheater —- 詐欺師、インチキ野郎)」という罵声が投げつけられる。おそらく本拠地ヒューストン以外の試合ではどこも同じだと思うし、引退するまで続くだろう。アルテューベはあの小さな身体で素晴らしい成績を上げていることは賞賛に値するが、気の毒というか自業自得というか、一度の過ちで高い代償を払ったものだ。

スポンサーリンク

アストロズの選手ではマルドナードだけはエンゼルスのファンからブーイングではなく拍手が沸いた。多くのファンがマルドナードがいてくれれば、現在の捕手難からは解放されるのになあと思っているのだろう。

ちなみに水原一平通訳も紹介されたが、他よりも一段と大きな歓声が湧いたことを付け加えておく。

ようやく試合開始

さて長いセレモニーのせいで試合開始は30分も遅れ、大谷が第1球を投じたのは7時を回っていた。

それにしても今日は暑い日で、気温は華氏100度(摂氏38度)を超えていた。幸い湿度は10%程度しかなく日本のようにジメジメした蒸し暑さはないが、おそらく昼過ぎには準備を始めていたであろう大谷にとっては大変な一日だっただろう。

今日の大谷は三振は取れていたがフルカウントにすることが多く、球数がかさんで5回ツーアウト、80球を投げたところで交代となった。対照的に相手のバルデスはポンポンとストライクで追い込んで、出したランナーは2度もダブルプレーで切り抜けて7回2死までをわずか84球、無失点で投げきった。うーん、このテンポのよい投球を大谷にして欲しかったんだよな~。

湿りっぱなしのエンゼルス打線

今日のエンゼルスはバルデスの前に沈黙。良い当たりがほとんど出ず三者凡退を繰り返した。バルデスからの最大のチャンスは7回ランナー1塁でレンドーンが放ったレフトポール際への大飛球。入れば起死回生の逆転ツーランだったが惜しくもポール際で左へ切れた。ほんの数十センチの差だったからエンゼルスにはツキもなかった。レンドーンの打ち直しは最悪のダブルプレー。

またもやナイトメア?新加入のテペラが連続被弾

何とか1点差で食らいついていたエンゼルスだったが、8回新加入の中継ぎ投手テペラが代わりっぱなの初球をいきなりブレグマンにレフトへホームランを食らう!しかもアデルがやや目測を誤ってボール落下地点から行き過ぎてしまった。ぴったり落下地点に行けばフェンス際でキャッチできていたように思えた。

ため息をつく間もなくテペラは続くアルバレスにもセンターへ一発を食らう。あっという間に3点差になり、事実上この試合はここで終わった。ホワイトソックスからFAで加入したテペラは去年61.1イニングを投げて被本塁打は4本だったのに、今年は最初の2人でいきなり2本かよ。どうしてエンゼルスに来るとこうなってしまうのだろう?昨年飽きるほど見させられた中継ぎの炎上だが、今年もまた炎上で始まるとは・・・・

最大の見せ場、大谷に1発がでれば同点だったが・・・

8回裏、2死1塁、フレッチャーが高めのくそボールを叩くと左中間を破る三塁打で1点を返す。今日初めての良い当たりだった。そして大谷だ。場内からは「MVP」コールが巻き起こり、ホームランを期待する歓声に包まれた。

カウント2-2から大谷はライトへ高々と打ち上げた。打った瞬間は「ちょっと高く上がりすぎだ、でも大谷のパワーならもしや・・・」と思ったがボールはフェンス際でライト・タッカーのグラブに収まった。

エンゼルスの収穫はトラウト、レンドーンが復帰できたこと

結局、この試合エンゼルスは4安打しか打てず、中継ぎが決定的な追加点を献上しアストロズに敗れた。アストロズは相変わらず堅実な試合運びをする。コレアが抜けたが、アルテューベ、ブラントリー、ブレグマン、アルバレス、グリエルと続く打線は強力だ。よく大谷は1失点で踏ん張ったと思う。

エンゼルスの収穫は何よりもトラウト、レンドーンが健康を取り戻し、無事試合に復帰できたことだ。私などトラウトが全力疾走するたびにまた足を痛めないかとヒヤヒヤしていた。テペラ以外のループやウォーレン、ブラッドリーらのブルペン陣も期待通りに働いてくれた。

懸念材料はまずアデルのレフトの守備。判断が悪く危なっかしい。バックホームが1塁手へというひどい送球もあった。守備は練習すれば上手くなる。とにかく毎日研鑽を積むしかない。あとはテペラって本当に使えるの?今日の2発被弾でブルペンでの序列はかなり下がっただろう。

それからマドン監督は今日も回またぎのリリーフ投入を何度か行ったが、長い目で見て回またぎリリーフはブルペンの負荷が増すのでは?リリーフは最低3人投げないといけないというルールを考えてのことだと思うが。

いずれにせよ今年のエンゼルスは見どころが多い。楽しませてくれそうだ。

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です