MLB労使交渉決裂!開幕延期を発表

フロリダ州で行われていたMLB機構(球団、オーナー側)と選手会の間の新労使協定の交渉が決裂した。オーナー側は本日の午後5時を最終期限とし、それまでに合意できなかった場合は開幕の延期、シーズンの短縮を明言していたが、残念ながら両者の隔たりは大きく、合意に至らなかった。

MLBは早速、シーズン最初の2カード(6試合)の中止を発表。すでにエンゼルスの公式サイトでもこの6試合はスケジュールから削除されている。

中止された試合はリスケジュールされることはなく、そのまま消滅となりシーズンが短縮されることも確定した。労使対立で開幕が遅れるのは選手会が8カ月のストライキを起こした1995年以来27年ぶりとなる。

スポンサーリンク

No game, No Fan, No Money

選手会側の代表者の全会一致で否決したとのことだが、これから大型契約が見込まれる一部の選手を除いてほとんどの選手はどんな妥協をしてでも、とにかく予定通り開幕を迎えたかったと言うのが本音ではないだろうか。試合がなければ収入はゼロなのだから。それに自分の能力を見せて年俸アップのチャンスを獲得するのも試合が行われてのことだ。

1995年のストライキでは一気にMLBの人気は凋落し、ファンを球場に呼び戻すまで多大な労力と時間がかかったのだが、その経験も役には立たなかったようだ。今後もさらに交渉を重ねて、いつから開幕できるのかを探ることになるのだろう。

あと7試合中止になると大谷選手のFA取得が1年先延ばしに

エンゼルスは3/31からのオークランド、シアトルでのアウェイ6試合が中止となり、4/7にアストロズを迎えてのホームオープナーが開幕となるが、これとて実際に行われるかは不透明だ。

大谷選手は2023年オフにFA権取得予定だが、MLBのFA権取得のルール上、もし今シーズンが15日間短縮されれば取得が1年先延ばしとなる。つまりエンゼルスであと3シーズンプレーすることになる。

生粋のエンゼルスファンとしては、ここまで来たらいっそのこと、4/14のレンジャース戦まであと7試合中止になってくれればいいのにと思わなくもない。そうすれば少なくともあと3年は大谷選手をアナハイムで応援できる。もっとも大谷選手が単に金銭の多寡だけで他球団に移籍するとは思えず、FA取得の時期のよらずエンゼルスと再契約する可能性が最も高いとは思うが。

しかしエンゼルスはアンソニー・レンドーンと結んだ年間38ミリオンを超える大型契約が2026年まで残っており、仮に大谷選手と長期契約を結ぶとして、レンドーンの契約と大谷選手の契約が重なるのが3年から2年になるだけでチームの財政上の自由度は大きく増す。

スポンサーリンク

またナ・リーグでもDH採用がほぼ確定なので、これまでのように移籍はア・リーグ限定ではなく全球団が対象となり、エンゼルスとしては流出防止により神経を使うことになる。

毎回トラブる労使交渉は何とかならないものか

MLBのCBA (Collective Bargaining Agreement、団体交渉協定 )は期限が切れるたびに揉めている印象だ。労使交渉とも訳されているが、一般社会の労働者と経営者との間の労使交渉とは似ても似つかぬものだ。選手側も、何百億という契約を手に入れんとするスーパースターもいれば、何とかロースターに入って野球で食べていけることを目的としている者もいて事情は千差万別だ。オーナー側もドジャースのように湯水のように金を使って優勝を目指すチームもあれば、先日デレク・ジーターがオーナー職を辞したマーリンズのように、極力投資せずに資金回収を目的としているチームもある。

そんな様々な欲が入り混じった人間同士が直接交渉しても上手くいくことの方が少ないのではないだろうか。むしろ球団と選手の年俸調停のように、争点について自分たちが妥協できる最低ラインの条件を出し合って、第三者がより合理的と思われるどちらかに決定するという方式の方がすっきりするのではないだろうか?

スポンサーリンク

2件のコメント

  1. 残念なお知らせです
    ぜいたく税引き上げに反対する4球団にエンゼルスのアートモレノが含まれておりました
    モレノはぜいたく税ギリギリの補強や、大谷選手の契約延長
    ひいては勝つことに対してあまり関心はないようです

    1. オーナーになって20年。ここ5-6年ですっかり熱意が冷めた気モレノです。ファンにとっては球団売却して再建が一番近道なんですけどね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です