2019年、開幕して1ヶ月を振り返る(投手編)

開幕して1ヶ月が経った。現在の成績は12勝17敗、ア・リーグ西地区5位(最下位)に沈んでいる。首位のアストロズとはすでに5ゲーム差がついてしまった。

不振の最大の原因は新しく補強した先発投手3人とクローザーのアレンの不安定さだ。先発が早々に大量失点するので追いかける展開が多く、追いついてもアレンが決勝点を許すというパターンで連敗が続いた。エンゼルスの脆弱な投手陣は今に始まったことではないが、何とかして欲しいものだ。

投手成績

  • チーム防御率 4.82 (ア・リーグ15球団中10番目)
  • 失点 142点(15球団中7番目に多い)
  • 被本塁打 43本(15球団中3番目に多い)
  • 与四球 115個(15球団中2番目に多い)

被本塁打と与四球がリーグでもワーストに近いことからわかるように、制球に難を抱える投手が多いことを思わせる。

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先発投手

試合 防御率 失点 被HR 与四球 WHIP
マット・ハービー 6 1 2 6.54 31.2 23 5 13 1.389
トレバー・ケーヒル 6 1 2 5.93 30.1 20 9 10 1.352
クリス・ストラットン 6 0 2 7.11 25.1 20 4 15 2.013
フェリックス・ペーニャ 5 0 1 3.63 22.1 9 4 7 1.075
タイラー・スカッグス 4 2 2 3.15 20.0 7 4 5 1.250
ハイミ・バリア 4 2 2 8.16 14.1 13 1 3 1.884

今年はついにエンゼルスも本来はリリーフの投手を初回限定で先発させる「オープナー」を採用し始めた。オープナーで先発した投手はリリーフとしてカウントし、オープナーの後、実質先発を担った投手は先発として考える。

WHIP(Walks plus Hits per Inning Pitched)は1イニングあたり何人の走者を出したかを表す数値。トップクラスの投手はほぼ1.00以下。つまり9回で9人以下の走者しか許さない。2018年のトップはアストロズのバーランダーで、WHIP 0.902である。

先発に関しては移籍してきた3人がとにかく酷い。3人で2勝6敗と何のために補強したのかわからない。ストラットンは8月で29歳になるという年齢からしても、もう見限るべきだろう。2016年にジャイアンツでデビューして以来、3年間で15勝14敗、防御率4.63という程度の投手だ。

逆に昨年からのメンバーはよくやっている。バリアは先日のロイヤルズ戦で2回持たず7失点したのが効いて数字が悪くなっているが、その前の3試合では防御率4.26だった。

救援投手

試合 防御率 失点 被HR 与四球 WHIP
コディ・アレン 11 0 2 6.00 9.0 6 3 10 1.889
キャム・ペドロージャン 13 1 1 3.21 14.0 5 0 9 1.286
ハンセル・ロブレス 15 1 1 3.46 13.0 5 1 4 1.077
タイ・バトリー 13 1 1 1.38 13.0 2 0 3 1.231
ルイス・ガルシア 13 0 1 3.18 11.1 4 1 11 1.588
ノエ・ラミレス 9 1 0 3.14 14.1 5 3 5 1.047
ルーク・バード 7 0 1 3.38 10.2 4 3 3 1.125
ジャスティン・アンダーソン 8 2 0 3.12 8.2 3 0 4 1.154

クローザーとして期待されて加入したコディ・アレンは炎上を繰り返し、とうとうIL(故障者リスト)に入ってしまった。原因は腰椎挫傷とのことである。日本のプロ野球ならば調子が上がらない選手は二軍に落として調整させるが、メジャーの場合は3年間ベンチ入りした選手は勝手にマイナーに落とせなくなる(「オプションがなくなる」と言う)。そのため代替措置として故障者リストに入れる。本当に故障しているのか、単に調子が悪いのかはわからない。

アレンを除けば他のブルペン陣は概ね健闘しており、ほぼ全員が防御率3点台前半である。これが2点台の投手が出てくるともっと継投が楽になるのだが。特に去年イアン・キンスラーをボストンにトレードに出した交換相手として獲得したタイ・バトリーの調子がいい。当分は彼がクローザーになるだろう。

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しかし左投手が一人もいないバランスの悪さは早く改善したいところだ。

とにかくエンゼルスが今後浮上するには先発投手がしっかりゲームを作ってもらうことに尽きる。

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