同じ週に明暗の分かれたエンゼルス2015年ドラフト組

今週、エンゼルスにとって大きなニュースが二つあった。

1. 2015年ドラ1のタイラー・ワードがデビュー、即マルチヒットの活躍

現地8月14日のパドレス戦で、エンゼルスは写真のタイラー・ワード3塁手をメジャーに昇格させた。ワードは即スタメンで起用され、2塁打1本を含む3打数2安打、1打点、1四球の活躍を見せ、期待のプロスペクトがまた一人新戦力としてチームに加わった。

ワードは2015年のエンゼルスのドラフト1位。大学時代には盗塁阻止率60%を誇る強肩の捕手として知られた一方で、通算打率は.288、16本塁打とあまり目立った活躍は見せておらず、やや拍子抜けの1位指名だった。

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しかしエンゼルス入団後、めきめきと打力をつけ、今年の春には打力を生かすため捕手から3塁へとコンバートされていた。今シーズンはマイナーで打率.349、OPS.977の数字を残していた。

エンゼルスは不振だったベテラン内野手のルイス・バルブエナを先月解雇し、代わりに起用した4年目のケーレブ・カワートも45打数7安打、打率.145と全く使い物にならず、ワードを昇格させた。

トラウト以降、めだった野手を育てられていないエンゼルス。私としてはバルブエナに見切りをつけるのが遅すぎたと感じている。ベテランは辛抱して使い続けるが、若手は結果が出ないとすぐに引っ込めてしまうベテラン好きのソーシア監督の存在が、エンゼルスがなかなか若手を育てられない理由の一つだろう。

来シーズン以降の楽しみがまた一つ増えた。

2. マイク・トラウトの義弟でエンゼルスのマイナー投手だったアーロン・コックスが24歳で死去

現地8月15日、エンゼルスはマイナー傘下に所属していたアーロン・コックス投手が死去したと発表した。死因等は明らかにされていないが自殺と見られている。コックスは昨年12月に結婚したマイク・トラウトの妻の弟で、トラウトの義弟に当たる。

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アマチュア時代はトラウトと同じ高校を卒業し、将来を嘱望された投手で、2015年に上述のタイラー・ワードらとともにエンゼルスにドラフト指名(19巡目)されていた。入団時にはスーパースターの座を築きつつあったマイク・トラウトのガールフレンドの弟として知られていた。

現在リリーバーとして頭角を現しているジャスティン・アンダーソンらもマイナー時代をコックスともに過ごしたという。

しかし、コックスは2017年のスプリング・トレーニングでピッチャーライナーを頭部に受け、眼窩底骨折の大ケガを負った。さらに夏には違法薬物検査で陽性反応が出て50試合の出場停止処分を受け、結局2017年は登板できずに終わった。

2018年のキャンプから復帰したものの、マイナーでは11試合の救援登板で防御率4.11と平凡な成績しか残せず、5月29日以降は出場していなかった。そして8月6日には任意引退選手扱いとなっていた。

現在右手首痛でDL入りしているマイク・トラウトもチームを離れて故郷ニュージャージーでの葬儀に参列した。

同じ2015年にプロ入りした二人。今週、一人は華々しいメジャーデビューを飾る一方で、もう一人は静かに人生の幕を閉じた。あまりにも明暗の別れた二人であった。

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1件のコメント

  1. 18日のテキサス戦、タイラー・ワード選手の1号ホームランおめでとうございます。
    アルシア捕手と同様に今後の活躍を期待してます。

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