元気のないオリオールズに連勝し、ここはどうしてもスイープして先週末のヤンキースに3連敗した借りを返したいところだ。そして注目は3000本安打にあと2本と迫ったプホルス。今日2本打って何とかホームで達成したいところだ。

先発はメジャー3度目のバリア。彼は10日ぶりにメジャーに上げられて即先発だ。エンゼルスはマイナーにいつでも落とせるオプション(脚注1)が残っている彼をマイナーから上げたり、下げたりしてブルペンの層の薄さを補う緩衝材にしている。
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バリア、相変わらずコントロールがいい。簡単に3者凡退に取る。その裏、エンゼルスが久々のたたみかける攻撃を見せた。先頭のキンスラーが歩くと、トラウトがライトフェンス直撃の3塁打であっさり先制。アップトンのレフト線ツーベースで2点目。プホルスはセカンドゴロに倒れるが、そこから大谷、シモンズ、バルブエナと連打で畳みかけ、一気に5点を上げる。これほど打線がつながったのはいつ以来だろう?
2回裏もキンスラーの2塁打からの4連打で3点を追加し8-0。ほとんど勝負は決まってしまった。この回、第2打席のプホルスは3塁線を強烈なゴロで破るツーベースで通算安打を2999本とし、ついにあと1本で3000本だ。
この後はプホルスが3000本目を打つかだけが試合の焦点となった。観客はプホルスが打席に立つたびに一斉にスマホを向けてその瞬間を動画に収めようとする。4回の第3打席は死球。場内は大ブーイング。6回の第4打席は1塁ファウルフライ。
そしておそらく最後の打席となる8回裏2死の第5打席。いい感じで捉えたと思ったがライト正面のフライ。残念ながらホームでの達成はお預けとなった。
大谷は3打数2安打、1打点1四球。打率を.327に上げた。第1打席のライト前ヒットもいい当たり。もう少し打球があがればホームランなのになあ。でも明日につながる良い打席が多かった。
今日は9番のマルドナド以外は全員ヒットを放ち、15安打12得点の猛攻。本塁打なしで12点奪ったのは良い兆候だ。キンスラーやカルフーンに久々のヒットが出て、アップトンもこの試合で3安打を放ち、3連戦を13の5、1ホーマー、8打点とようやく波に乗ってきた。アップトンがこれくらい打ち出すと大谷3番の目はしばらくないな。
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オリオールズをスイープして貯金を7つにまで戻した。ヤンキースはアストロズを3勝1敗としてくれたので、エンゼルスが久々にア・リーグ西で首位に立った。
10日ぶりに投げたバリアを6回85球で交代させるのはやっぱりソーシアの継投病。それだけが懸念材料だ。
脚注1:オプション
正確には「マイナー・オプション」と言う。球団が自由に選手をマイナーに落とせる権利である。全ての選手はメジャーの40人枠に初めて登録された時から3年間は、球団が自由にその選手をマイナーに落としたりメジャーに引き上げたりできる。
わかりやすく言うと、3年間メジャーとマイナーを行ったり来たりの選手はマイナーオプションがなくなり、それ以降は球団は勝手にマイナーに落とすことができなくなる。そういう選手をマイナーに落とすには一度、ウェイバー公示(DFA)にかけて、「もし獲得を希望する球団があれば獲得して良いですよ」という手続きを経なくてはならない。2日間公示にかけて、どこも獲得希望球団が現れなければ、初めてマイナーに落とせる。つまり球団は選手の保有権を失うリスクを取らないといけないわけだ。
また、オプションが残っている選手でも、一度マイナーに落とすとそこから10日間は再昇格させることはできない。
バリアの場合、先発させてはマイナーに落とし、10日経過するとまたメジャーに上げて先発させるということを繰り返しているが、なぜこのような面倒なことをするかと言うと、バリアは先発が足りないときの補助要員的な立場のため、ローテーションの谷間に先発させることが多い。どうせたまにしか先発のチャンスが回ってこないのなら、その間はマイナーに落とし、ロースターを空け、代わりに不足気味のブルペン投手や控え野手を登録するのだ。バリアがメジャーに上がるときはある選手(A)を降格させ、バリアをマイナーに戻す時はまた別の選手(B)をメジャーに上げる。バリア、(A)、(B)の3人ともオプションが残っていることが条件になる。25人という限られた枠で選手を効率的にやり繰りするための方策である。
もちろん、バリアが今後も好投を続け、ローテーション投手として欠かせない存在になれば、たとえオプションが残っていても、もうマイナーに落とされることはなくなるだろう。
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