辛口寸評:大谷、3勝目は消えるも、後半に163キロを連発!

3連敗を心配していたが、望外の完封勝利で先勝し、大谷に期待のかかる第2戦だ。

マッチアップは現在ア・リーグ防御率首位の右腕モートン。昨日も勝つには勝ったがわずか4安打だったエンゼルスがモートンを攻略できるのか、それまで大谷が耐えられるのかが勝負だと思っていた。

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1回表、好調のトラウトが逆方向へソロホームランを叩き込む。メジャートップの10号だ。ハードにスイングしたわけではないが、最近のトラウトはよく打球が伸びる。モートンから先制点は大きい。さらに2回にもシモンズがソロで続き大谷に2点のプレゼントだ。

大谷は立ち上がりからストレートとスライダーのコントロールはまずまずだが、肝心の決め球スプリットがままならない。何度も地面に叩きつけてしまう。

2回裏、2塁打と四球を与えた後、ゴンザレスにタイムリーを浴びる。しかし相手の走塁ミスもあり最小失点で切り抜ける。

3回表、過去3試合でわずか6つしか四球を与えていないモートンが3連続四球で無死満塁。当たっていないアップトンは3塁前へボテボテのゴロ。しかしこれがラッキーな内野安打で1点とってなおも無死満塁で押せ押せだ。ここで登場したプホルスは何とも弱々しいスイングで1塁への小フライ。4番なんだからちゃんとフルスイングしろよ。しかし5番シモンズが3塁強襲ヒットで4点目。まだまだ押せ押せだ・・・だが絶不調の6番コザートがダブルプレーで結局この回2点のみ。

5回表、エンゼルスはキンズラーがヒット、トラウト四球でまたもや無死1,2塁のチャンス。だがここでもアップトンは三振、プホルスはまたもや弱々しいスイングで3塁フライ、シモンズも倒れて無得点。4-1で3点リードしているが嫌な流れだ。

弱々しいスイングが目立つプホルス

プホルスはどうも打撃のポイントが前になっている気がする。以前はもっと球を引きつけて強打できたはずなのだが、スイングスピードの低下ゆえか、振り遅れを怖れるあまり前で裁こうとしすぎている。そのためちょっとタイミングが狂うと全く惨めな当てるだけのスイングになってしまう。これでは反対方向へ長打は出ないし、打球もなかなか上がらない。

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5回裏、大谷は先頭のゴンザレスを歩かすと9番フィッシャーに軽く当てられたと思った打球はグングン伸びて、そのままセンターにスタンドイン。4-3と1点差に追い上げられる。ちょっとストライクを取りに行ってしまったか。

6回裏、大谷はグリエルを歩かせ、続くブレグマンを三振に取ったところで、球数が98球に達しマウンドを降りる。ソーシアは「左打者には左投手を」というステレオタイプで、左のマキャンに対してセオリー通り左腕アルバレスをぶつける。アルバレスはここまで無失点で防御率0.00を誇っていたが、元々力で抑え込むタイプじゃない。登板過多気味だし、そろそろヤバイのではないかと思っていたら、まさかの予想的中!あっさり逆転ツーランを浴び4-5、大谷の勝ちも消えた。

やはり大谷は並の投手ではない

大谷は、今日はスプリットが決まらないので、代わりにスライダーを決め球に使っていた。一方で後半にはギアを上げ、5回以降に最高球速101マイル(163キロ)を何度も記録した。先発でこのVelocity(ヴェロシティ、速度)を連発できるところはやはり並の投手ではない。

7回表、キンズラーの四球とアップトンのヒットで2死1,2塁の同点のチャンス。ここで過去2打席情けないバッティングを披露していたプホルスが、今回は左中間へ同点となる2塁打を放つ。2死から追いついたのは大きい。するとシモンズが本日2本目となるスリーランをレフトへ叩き込み一気に8-5である。打たれたのは2016年までエンゼルスで良く打たれていたジョー・スミスじゃないの。こんなところで会うなんて。

7回裏、いよいよエンゼルスのツギハギ・ブルペンがフル稼働である。果たして強打のアストロズから3点のリードを守って試合を終えられるか。出てきたのはジム・ジョンソン。アルバレス同様にややお疲れ気味だ。するとここでも不安は的中。見事に無死1.3塁のピンチを招いて、ブレグマンにタイムリーを浴び、8-6。

するとソーシアは昨日メジャーデビューさせたアンダーソンをつぎ込む。アンダーソンは四球とタイムリーでさらに1点を失うが、続く2人を何とか抑え、8-7と1点リードを守ってイニングを終了。

8回裏、代わったラミレスが2死を取ったがレディックにヒットを許すと、堪え性のないソーシアはまた投手を替える。次は誰か?3連投のミドルトンは今日は使えないだろう。出てきたのはまさかのベドローシアンである。開幕から出遅れ、ここまで10イニングで3本のホームランを打たれているベドローシアンとは・・・しかしベドローシアンはグリエルを三振にとってイニングを終えると、9回もそのまま登板。ソーシアは4アウトセーブが本当に好きだな。

9回裏、ベドローシアンは2死から四球を与えたが、最後はフィッシャーを見逃し三振にとって、エンゼルス8-7で薄氷の勝利!4月からこんなハラハラの展開にしないでくれよ・・・

3連敗すら覚悟していた絶好調アストロズに、絶不調のエンゼルスがまさかの2連勝。これだから野球はわからない。明日はまたもや難敵バーランダーだが、とりあえず勝ち越しは確定したからむちゃくちゃ気がラク。

スプリットが決まらない時の対策が必要な大谷

大谷は12三振を奪ったアスレチックス戦のようにスプリットが低めに決まると手がつけられない。しかし一方でスプリットの制球力はまだまだ発展途上で決まらない日も多い。スプリットを見極められるとフォーシームの軌道が素直なだけに空振りを取ることができなくなってしまう。今後の課題はスプリットが決まらない日でもしのげるように別の決め球を持つことだろう。それがチェンジアップなのかカッターなのか、スプリットよりは制球しやすいボールになるだろう。もし大谷が第2の決め球を会得すれば、それこそ無双だ。

相変わらず湿っている打線。特に下位打線は重症

8点取って勝つには勝ったが、今日もヒットは8本のみ。効率よく3本のホームランが出たから勝てたようなもので、6番以下のコザート、カルフーン、ヤング、マルドナドの4人は枕を並べて討ち死。全員ノーヒットでシメて14の0である。

とにかく勝ててよかった。マン・オブ・ザ・マッチは2発、5打点のシモンズで決まり。下位打線、少しは奮起してくれ。あとソーシア、先発には110球くらいは投げさせて、もう少しブルペンをいたわれよ。今日は再逆転できたから良かったが、このペースでブルペンを酷使していると今後何度も手痛い逆転負けを喰らうことになるぞ。

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