OC Register紙:ファンは大谷のおかげでチケット代の元を取った

現地4月9日、大谷が衝撃の本拠地投手デビューを飾った翌日、米メディア各紙は大谷を絶賛する記事を大量に流している。地元紙OC Registerも例外ではなく、べた褒めと言っていい記事を掲載した。キャンプ中にはあれほど否定的な報道が多かったのに、それが一転手のひら返しの様は見ていてもスカッとする。日本語訳を紹介したい。


Ohtani gives fans their money’s worth, and a little more
(大谷は
ファンに入場料以上に元を取らせた

ショーヘイ・オータニの2度目のメジャーでの先発を前に、こんな考えを巡らせていた。オータニがエンゼルスのDHで見せたバッティングを、彼が投げる日は見られないとしたら、観客は損をしたという気分になるんじゃないかと。

心配ご無用。

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日曜日のA’sとの試合のチケットを持っていて後悔する人がいたとしたら、それはどんな理由があろうとも、その試合に見に行けなかった人だけだろう。44,742人と発表された観客は、この日の6対1の勝利でのオータニの投球を見るだけでチケット料金の元を取るどころか、それ以上のものを得られた。

昨日のオータニのホームデビューの試合に行ったと言う人がいたらどうする?チケットを見せもらって確認しよう。

オータニのメジャーでの先発はまだ2回に過ぎない。それも2度ともA’sだ(AAAA’sと呼ぶべきか?AAA(マイナー)と呼ぶには強すぎるが、それでもあまりに強いとは言えない)

しかし、公式に「天才オータニ」と呼んでもいいと思うし、球団のグッズ販売や日本企業とのマーケティング契約を超える何かがある。野球界の唯一の二刀流が動き出した。

バッターとしては3本のホームランを打っているが、それはマーリンズのチームホームランと同数で、タイガース、ロイヤルズよりも多い(あと、ドジャースより1本少ないだけって言っても良い?)

ピッチャーとしては13イニング投げ、18三振、2四球だ。

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A’sとは8日ぶり2度目の対戦で、相手バッターは先週地元でオータニと対戦していたにもかかわらず、7回にマーカス・シミエンにヒットを打たれるまでパーフェクトを続け、A’sは手玉に取られた。7回でオータニは12三振2を奪い、それは全て空振り三振だった。

直球は常に90マイル後半で、最高は99マイル、後半になればなるほどエンジンがかかっていった。スプリッターの速度も80マイル台後半で、この2つの球種が決め手だった。最初の6つの三振のうち5つはスプリッターで奪い、その次の3つは99、98,99マイルの速球でだった。

エンゼルスのマーティン・マルドナド捕手
「自分で投げようと思ったら、いつでも思い通りの速球を投げることができていた。それが相手にプレッシャーを与え、結果としてスプリットに手を出させていた」

80マイル前半のスライダーも投げ、それは決定的ではなかったが、A’sを惑わせるには十分だった。加えてスローカーブも少しだけ投げたが、A’sをもてあそんでいるかのようだった。4回にマット・ジョイスに対して、初球に68マイルのカーブを投げたが、それはストライクと判定され、観衆をどよめかせるのに十分だった。

オータニほどバッターを惑わすバランスと能力が備わったピッチャーを誰か思いつくか、と聞かれたマルドナドは、一人思い出したという。

マルドナド
「ザック・グリンキーだ。昔ミルウォーキー時代に受けていた。グリンキーは素晴らしいコントロールがあった・・・ショーヘイほどのスピードボールはなかったけれど、頭が良く、どんなカウントでも、あらゆるボールを投げることが出来た、今日のショーヘイみたいにね」

オータニのキャンプでのパフォーマンスを見て、メジャーに上げるために特別扱いされているとか、マイナーのAAAですら疑問だと言う者が我々の中にもいた。

(通常、球団は選手の登録について我々メディアの意見に耳を貸さない理由はおそらくそういうことだろう)

エンゼルスのザック・コザート内野手
「僕がショーヘイの好きなところは、キャンプでメディアに散々叩かれても、ブレることなく今と同じことをやっていることだよ。その違いは君にはわかるまい。そこが彼の賢いところさ。グラウンドで何が起きようと、ものすごく安定していて、僕から見れば、それが彼を一層素晴らしくしていると思う」

オータニは通訳を通して、イマイチだったキャンプを振り返って、このように述べた

オータニ
「正直に言うと、自分が今日のように良い投球ができるかイメージはできていませんでした。けれども毎日良くなるのは感じていました。日がたつにつれ、全てのことにだんだん慣れて来ました」

そして、彼が語ったことは、我々はまだベストのショーヘイ・オータニを見ていないと思わせるものだった。

オータニ
「うまく行ったと言ってもまだ第1週目にすぎません。この先、壁にぶつかることもあるだろうと思っています。壁にぶち当たった時に、さらに努力する必要があるし、何が壁を越えるのに必要なのか考えなくてはいけないと思います」

今のところ、彼は次の壁を越えようとしている。2日後にはDHでオータニが戻ってくることをお忘れなきよう。

もうちょっと先のことだし、エンゼルスがどのようにローテーションを回すかにもよるが、ナショナル・リーグのホームでの試合で彼は1試合で打って、投げることになるだろう。

私としては彼には5番を打って欲しい。でもマイク・ソーシアがそのようにするかは疑わしい。

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