現地4月3日、前日のホーム開幕戦、エンゼルスはインディアンスに大敗したものの、地元紙LA Timesでは大谷選手を巡るメディアの狂騒曲は依然として続いていると報じた。現在絶好調のショート、アンドレルトン・シモンズへのインタビューを中心に大谷をめぐるチーム内の事情を伝えている。日本語訳を紹介したい。
Shohei Ohtani’s well-chronicled day off
(ショーヘイ・オータニは休みでもメディアは殺到)
ほとんどのブロードウェイのショーでは月曜日は休みを取るが「SHOW(翔)-TIME」も月曜の夜は休みで、エンゼルスはショーヘイ・オータニに日曜日のオークランドでの衝撃的なメジャー投手デビューのあとの回復日を与えた。
しかし、オータニ・マニアの騒ぎは続いた。
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クリーブランド・インディアンスに6対0で敗戦したホーム開幕日、オータニはラインアップには載らず、試合前の打撃練習もしなかったが、オータニの一挙手一投足を追いかけようと日本のメディアの大群が押し寄せた。
50~60人のレポーターやカメラマンが打撃練習の間ダッグアウトの前に陣取って、新しくダッグアウト脇に設置されたスピーカーからの耳をつんざき、骨を揺らすような大音量のヒップホップさえも聞こえていないようだった。
あまりにもダッグアウト内のメディアの人数が多くて、アンドレルトン・シモンズ遊撃手はダッグアウトの端からバット置き場までの間を障害物を縫って進んでいるかのようだった。
シモンズはウォームアップ前にクラブハウスで語った。
「メディアの注目が僕じゃなくて彼に集まる状態は気に入っている。でも唯一の問題は至る所で大混雑することだね。ショーヘイのためにも良くない。彼にも休息は必要だろう。もし必要ならオレがリポーター達を追っ払ってやる。しかしそれがあまりにも頻繁に起きるようなら、もし彼がヘトヘトになるようなら、自分らが彼を助け出すよ。彼にはやるべきことが多いが、今のところ良くやっている」
他のベンチ入りの24人にとってはどうなのだろう?彼らは経験したことのないクラブハウス内の大混雑をどのように受け止めるのか?それは1995年にドジャースにヒデオ・ノモが新人で入ってきた時、またシアトル・マリナーズが2001年にイチローを迎えた時に起こったことで、そのときもただ一人の選手にほとんどの関心が集まったのだ。
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エンゼルスには疑いようのないメジャー最高のプレーヤーのマイク・トラウトも、殿堂入り確実なアルバート・プホルスもいるし、他にも尊敬を集めるベテラン選手が何人もいる。しかし23歳のルーキーの前ではまるで小びとのような存在だ。
マット・シューメーカー投手
「悪くないよ。オータニには注目を集めてもらおう。みんな心の中では気に入っていると思うよ。楽しいじゃないか。それは必要なことではないけど、時差のある西海岸のチームの我々にいつもよりも多くの注目を集めてくれるだろう」
チームメートはオータニに対していらだちを持つことはなさそうだ。少年のように微笑んで、若い情熱を持つオータニはチームに愛されている。仕事に対する倫理観、細部へのこだわり、短時間で対応できる能力はコーチやチームメートの賞賛を呼んだ。
大きな重圧と期待の中、特に日曜日のアスレチックス戦での6回、3安打、3失点、6三振、1四球の好投の後、破顔一笑、チームメートと抱き合い、ハイタッチをした時、オータニは確かにすごい力を持っているように見えた。
もしオータニが孤高の存在であったら、彼を受け入れるのは難しかっただろうか?
シモンズ
「もしそうだったら面白いね。でもそれは彼にはなさそうだ。とてもナイスガイだし、みんなを喜ばそうとしている。23歳にして多くの期待と注目を集めているのに、彼は本当に良くやっている。その歳ではなかなかうまくやれるものではない。しかも同時にやるべき仕事もちゃんとやろうとしている」
日曜日、平均97.8マイルのフォーシームを39球投げ、鋭く落ちるスプリットで10の空振りを奪ったが、もしオータニが今後もそんなピッチングを続けるようなら、たとえ群がるメディアがどれほど大群になろうとも、彼が集中を欠くことはないだろう。
月曜日の最初の2打席で2本のシングルヒットを打ったシモンズは続けた。
「誰でも新しいことには興味があるから、彼への注目は続くだろう。それは良いことだ。彼が注目を浴びてオレも嬉しいよ。彼には特別な才能がある。同時に今後も良い仕事を続けてくれることを願うよ」
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